バナナを離乳食で生で食べさせてもいいのはいつ?初期?中期?後期?加熱なしでもいい時期やおすすめのレシピを紹介
バナナを加熱せず、生で与えるのは離乳食中期以降がおすすめです。
栄養満点で甘くて美味しいバナナ。
離乳食初期から食べられて、お値段も比較的安価で手軽に与えることができるのでとても使いやすい食材です。
皮を剥くだけで簡単にすぐ食べられるのもバナナの良いところですが、『いつからそのまま生であげられるの?』と疑問に思うママも多いのではないでしょうか。
炭水化物、ビタミンB群、食物繊維などを多く含むことから便秘予防や活動のエネルギー源にもなり、赤ちゃんにとってもママにとっても嬉しい食材なので是非離乳食に取り入れたいですよね。
この記事では離乳食期の赤ちゃんがバナナを生で食べられる月齢、月齢ごとのバナナを使った離乳食のおすすめレシピを紹介しています。
バナナを離乳食で生で食べさせてもいいのはいつから?
母乳やミルクのみを飲んでいた赤ちゃんが少しずつ大人と同じ食事で栄養素を摂取したり、食事の練習も兼ねている離乳食。
バナナは、その離乳食初期の5~6ヶ月頃から食べることができます。
それでは、バナナをそのまま生で食べられるのはいつ頃からなのでしょうか。
バナナを赤ちゃんに生で食べさせていいのは、離乳食中期の生後7~8ヶ月頃くらいからとされています。
離乳食初期の5~6ヶ月頃は必ず加熱してからバナナを与えるようにしてください。
ただ、可能であれば離乳食中期以降も加熱をしてから与えるのが望ましいです。
バナナを生で与えてはいけない理由は、胃腸の働きがまだ未熟で免疫力も少ないためです。
加熱することで殺菌をすることができますし、柔らかくもなるので食べやすく消化もしやすくなります。
胃腸の発達ペースは赤ちゃんによって異なる為、離乳食の進みが遅い子や、消化不良を起こしやすいと感じる子は中期以降でも加熱をして様子を見ながら与えましょう。
バナナを離乳食に使うときの初期・中期・後期の目安や注意点
実際にバナナを与えるときに、『どのくらいの量をあげたらいいのかな?』『どのくらいの大きさに切れば食べやすいのかな?』と悩む方も多いと思います。
バナナを離乳食に使うときのそれぞれの時期ごとの目安・注意点をご紹介します。
離乳食初期(生後5~6ヶ月)
量:ベビースプーン1杯~20g
形状:なめらかにすりつぶした状態
固さ:ヨーグルトくらいの固さ
生で与えることは避けて、必ず電子レンジや鍋等で加熱してください。
バナナはアレルギー表示推奨品目のひとつに含まれます。
初めて食べるときはベビースプーン1杯程度から与え、様子を見ながら少しずつ量を増やしていきましょう。
他の食材と混ぜて与えると、アレルギーの症状が出たときに何の食材か判断が難しくなる為、最初はバナナ単品で与えてください。
また、初めて与えるときは病院の開いている昼間に与えて湿疹や痒み、赤み等のアレルギーが疑われる症状が見られるようでしたらすぐに病院を受診するようにしましょう。
離乳食中期(生後7~8ヶ月)
量:他の野菜や果物と合わせて20~30g
形状:粗めに潰す
固さ:絹ごし豆腐くらいの舌で潰せる固さ
できれば生ではなく、電子レンジや鍋等で加熱してから与えることが望ましいです。
離乳食初期はトロトロの滑らかな状態でしたが、離乳食中期以降は少しずつ潰し方を粗くしていきます。
いきなり大きく形状を変えると、うまく飲み込めなかったり食べてくれなくなったりする場合があります。
赤ちゃんのペースに合わせて、まずは少し粒が残る程度に。
それを上手に食べられたら次は少し粗めに潰すなど、段階を踏んで与えるようにしましょう。
食べているときに赤ちゃんが口をもぐもぐ動かしているかも確認し、丸飲みしてしまったり食べてくれないようなら加熱時間を増やして柔らかくしたりして固さや形状を見直して与えましょう。
離乳食後期(生後9~11ヶ月)
量:他の野菜や果物と合わせて30~40g
形状:スプーンに乗るくらいの5~7㎜角に切る
固さ:熟したバナナ
離乳食後期の生後9ヶ月以降からは、バナナは生で与えることができます。
この頃の赤ちゃんは、手づかみ食べを始める時期です。
手づかみで食べさせる場合は赤ちゃんがつかみやすいように3~5㎝程の長さに切り、縦に4等分(バナナを上から見て十字状)に切ると滑りづらくなります。
私の子供もそうだったのですがバナナを手で触った時のヌルヌルとした感触が苦手な赤ちゃんもいるようです。
手づかみ食べにしてから食べなくなってしまった場合は、スプーンで与えてみたり調理してから与えてみたり工夫してみてください。
バナナを離乳食に使うときの初期・中期・後期それぞれのレシピを紹介
それでは実際にどのように調理して与えれば良いのでしょうか。
もちろんそのまま与えても良いのですが、こちらでは赤ちゃんが喜ぶバナナの簡単レシピをご紹介します。
離乳食初期のおすすめレシピ
バナナのペースト
材料
- バナナ:10g
- 湯冷まし:適量
作り方
①バナナの皮を剥き、耐熱容器入れてふんわりとラップをかけて電子レンジで加熱する。(500W20秒)
②裏ごしをして、湯冷ましを少量ずつ入れながら好みの固さになるまでのばす。
バナナを初めて食べる時におすすめの基本的なレシピです。
ブレンダーをお持ちの方は、ブレンダーにかけても簡単に作れますよ。
離乳食中期のおすすめレシピ
バナナパン粥(3~4食分)
材料
- 食パン(6枚切り):1枚
- バナナ:1/2本
- 調乳したミルクまたは牛乳:100cc
①食パンの耳を落とし、使用する柔らかい部分を細かくちぎる。
②バナナをフォークなどで潰す。
③鍋にミルクまたは牛乳をいれて①と一緒にドロドロになるまで煮る。
④ドロドロになったら②を入れて混ぜながらなじませる。
バナナパン粥は簡単に作れて冷凍保存もでき、バナナの甘みでパクパク食べてくれるので私もたくさん作って冷凍していました。
冷凍する場合は、食べさせるときに自然解凍ではなく必ず電子レンジや鍋で再加熱してください。
離乳食後期のおすすめレシピ
バナナとさつまいものおやき
材料
- バナナ:1/2本
- さつまいも:200g
- 調乳したミルクまたは牛乳:大さじ2
- 片栗粉大さじ:2.5
①さつまいもを茹でて皮を剥きマッシャー等でつぶす。(多少粒が残るくらいでOK)
②バナナをフォーク等でつぶす。
③材料をすべてボールに入れて混ぜる。
④お好みの形に成形して、弱火で両面に焼き色がつくまで焼く。
手づかみで食べたい赤ちゃんにおすすめのレシピです。
バナナとさつまいもの甘みとても食べやすいですよ。
冷凍しておいて電子レンジで温めれば、手軽に朝食やおやつに食べることができます。
まとめ
- 離乳食初期にバナナを食べさせるときは、必ず加熱が必要
- 離乳食中期もバナナは加熱して与えるのが望ましい
- バナナを生で食べることができるのは離乳食後期から
- バナナを赤ちゃんに食べさせるときは様子を見ながら少しずつ固さや大きさを変えていく
この記事では、離乳食でバナナを生で食べさせてもいい時期について、バナナを離乳食で使うときの目安や注意点、おすすめレシピについて紹介いたしました。
記事で紹介したのは目安なので、一番は赤ちゃんに合わせてあげることが大切です。
バナナは甘くて美味しいので、好んで食べる赤ちゃんはとても多いです。
是非この記事の内容を参考にして、美味しいバナナを安全に食べさせてあげてくださいね。
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