固まった蜂蜜がプラスチック容器の場合溶かす方法は？なぜ固まるのかを解説！
蜂蜜は甘くて、栄養価も高く喉にもよいため重宝している方も多いのではないでしょうか。
しかし、市販されている蜂蜜は一人ではなかなか食べきれず、無駄にしてしまったなんて経験をされた方も多いはずです。
実はプラスチック容器でもレンジで簡単に固まった蜂蜜をもとに戻す方法があるんです。
古くなって固まってしまった蜂蜜もレンジで溶かすことによって無駄なく食べることができます。
もちろん湯煎でもできますが、レンジのほうがより簡単で手間もかかりません。
今回の記事では固まった蜂蜜がプラスチック容器の場合の溶かす方法、固まる原因、そもそも固まった蜂蜜は食べられるのかについて解説します。
固まった蜂蜜がプラスチック容器の場合の溶かす方法はレンジなど
固まったプラスチック容器で固まったは蜂蜜を溶かす方法は大きく分けて、湯煎とレンジの2つです。
どちらの方法でも結晶化して固まってしまった蜂蜜を熱で溶かします。
湯煎する場合は40度ぐらいのぬるま湯ににプラスチック容器を入れて中をかき混ぜることによって蜂蜜を溶かすことができるんです。
蜂蜜の栄養素は60度以上に熱してしまうと失われてしまいます。
熱いお湯で熱せばすぐには溶けてくれるものの、蜂蜜に期待できる栄養がほとんどなくなってしまうのです。
固まった蜂蜜は40度程度で十分にとけるため時間はかかりますが、根気よく溶かしてあげることが栄養価を失わずに無駄なく食べるためのポイントです。
電子レンジで行う場合は食べたい量の蜂蜜を耐熱容器に入れ10秒単位で加熱することで固まった蜂蜜をとかせます。
加熱するごとに温度を均一にするため軽くかき混ぜるようにしてください。
プラスチック容器の場合は電子レンジを使えないことが大半で、そのまま加熱してしまうと容器の変形などに繋がってしまうため注意が必要です。
電子レンジと湯煎どちらの方法でも加熱をすれば一時的に液体に戻りますが、時間が経ってしまうとまたすぐに結晶化が進んでしまいます。
また、何回も加熱と結晶化を繰り返すと、栄養価の劣化に繋がるため蜂蜜を溶かす際は食べる量だけ加熱しましょう。
固まった蜂蜜になる原因は？
ここまでは蜂蜜のとかし方を中心にご紹介しましたが、一体なぜ固まってしまうのでしょうか。
蜂蜜が固まる原因は大きくわけて以下の3つが挙げられます。
- 温度が低い
- 振動などによって気泡が蜂蜜にはいった
- ブドウ糖がたくさん含まれている
実は固まる原因の多くは温度なんです。
蜂蜜に含まれている糖分は15度以下になると固体になってしまうという性質を持っているんです。
そのため気温が比較的低い冬場は、蜂蜜が固まってしまう傾向にあります。
また、蜂蜜が固まる原因としてあげられるのは気泡の影響です。
振動などによる気泡の混入でも蜂蜜がだんだんと固体になってしまいます。
他にも蜂蜜に含まれている糖分によっても固まりやすさは変わってくるんです。
主に蜂蜜は果糖とブドウ糖という二種類の糖分がブレンドされています。
実は固まってしまう原因のほとんどは「ブドウ糖」によるものです。
ブドウ糖は先程ご説明した通り、気泡や周囲の温度の影響を受けやすく固まりやすいです。
スーパーに売っている蜂蜜は「加糖蜂蜜」と「純粋蜂蜜」の二種類に分けられます。
「加糖蜂蜜」はその名の通り水飴等が添加されたもので逆に「純粋蜂蜜」は加糖されていないものです。
そのように聞くと「加糖蜂蜜のほうが固まりやすいんじゃないか」と考える方も多くいるかと思います。
しかし、実際は「純粋蜂蜜」のほうが固まりやすいんです。
ハチがどの植物のミツを集めたかにもりますが、純粋蜂蜜の場合ブドウ糖が多く果糖は少ないため固まりやすいと言われています。
逆に比較的ブドウ糖が少ない「加糖蜂蜜」は固まりにくいと言われています。
固まった蜂蜜は食べられる？
蜂蜜が固まってしまうと黄色だったミツが白色になってしまって「腐ってしまったのではないか」などと考える方もいるかもしれません。
しかし、蜂蜜が固まったからといって腐ったわけではありません、
固まった蜂蜜と溶けている蜂蜜の栄養価も全く変わりないため安心して食べてくださいね。
また、とかしきれていないと「ザラザラ」とした口当たりになりますが、結晶化した糖分がとけきっていないためで腐敗や劣化ではありません。
ザラザラとした口当たりだった場合は追加でもう少し加熱してあげることでなめらかな口当たりになります。
固まると捨ててしまう方も多くいますがミツバチが作ってくれたせっかくの蜂蜜です。
ぜひ最後まで味わって蜂蜜を食べてくださいね。
まとめ
- 固まった蜂蜜は加熱すると溶ける
- 蜂蜜が固まる原因は気温と気泡
- 固まっても品質に問題ない
この記事では固まった蜂蜜がプラスチック容器の場合の溶かす方法、固まる原因、そもそも固まった蜂蜜は食べられるのか、について解説しました。
本文でも説明した通り固まった蜂蜜は品質等に何ら影響がありません。
もし、蜂蜜が固まった場合は必ず低い温度で溶かしてあげてください。
高い温度で溶かしてしまうと品質の劣化や栄養価が失われてしまいます
この記事を参考にして蜂蜜を最後まで美味しく召し上がってくださいね。