ケーブルボックスは危ない?火災になる可能性はありますが使わなくてもリスクはあります!
ケーブルボックスってケーブルをコンパクトに片付けられるので便利ですよね。
ところが便利な一方で、実はケーブルボックスは正しく使わないと発火などのリスクがあり危ないのです。
ケーブルボックス火災は排熱やホコリが原因で発生しています。
ケーブルをまとめるとホコリが溜まりやすくなりなったり、熱が放出しにくくなったりしてしまうためです。
また、毎年配線の火災だけで全国の消防が約40件以上出動しています。
40件というのはあくまで消防が出動した件数で、ボヤはこれよりももっと多いと考えられています。
「充電しなければ安全でしょ?」と思われる方も多いかもしれません。
実は充電していなくてもケーブル自体には通電しているため火災のリスクはあるんです。
この記事では「ケーブルボックスが危ない原因」、「どのようにすればケーブルボックスを安全に使えるか」などを中心にご紹介します。
ケーブルボックスは危ないことも!火災になる原因は?
ケーブルボックス火災の多くは排熱やホコリなどが原因で発火しています。
普段充電しているケーブルを触っても熱感はありませんよね。
しかし、長い間使っているとだんだんとケーブルに熱をおびるようになるのです。
ケーブルは長い間使っていると中で小さな断線を起こしてしまうことで発熱します。
また、ネットなどで販売されている安価なケーブルにも注意が必要です。
有名メーカーから販売されているものには、発火防止の安全装置が埋め込まれています。
この安全装置によってケーブルの温度や電気の流れを調整するのです。
しかしこの安全装置は、安価なケーブルにはついていないことがあります。
安全装置がついていないケーブルは、高温になっても電気の流れが止まらずに発熱し続けてしまいます。
ケーブルをテーブルの上など風通しの良いところに置いていると発熱しても自然に冷めるため、高温にはなりません。
しかし、風通しが悪く狭い空間くなるケーブルボックスでは熱がたまりやすくなります。
そしてケーブルボックス内にたまったホコリなどに引火して発火するのです。
ケーブルボックスを選ぶ時のポイント
ケーブルボックスを選ぶ際はサイズと通気性、掃除のしやすさが重要です。
特に通気性が悪いと先程解説したようにケーブルの発熱により、ケーブル火災が起きてしまうかもしれません。
通気性が良いものを選ぶと発火のリスクが最小限になるため安心ですよ。
またホコリも発火の原因になります。
そのため、こまめに掃除しやすいケーブルボックスがおすすめです。
ケーブルボックスの中でもコンパクトなものは掃除がしにくいです。
コンパクトなものはデザイン面で優れているかもしれません。しかし、掃除機でホコリを吸うのは難しいです。
また、雑巾などで内部を拭くためにはケーブルを一度ケーブルボックスからすべてケーブルを出さなければいけません。
そのような手間があると、使わなくなってしまったり掃除をせずにホコリが溜まってしまったりします。
さらに、コンパクトなケーブルボックスは通気性もあまり良くありません。
たくさんのケーブルが狭いケーブルボックス内にまとまってしまうことで、排熱されにくくなってしまいます。
また、コンパクトなものは排熱用の工夫が難しく、排熱機構を備えていないものが多いです。
コンパクトなものを買う際は十分注意するようにしましょう。
ケーブルボックスは木製がおすすめ!耐熱性があって結露しにくい
「木製だと燃えるんじゃない?」と思われる方も多いでしょう。
しかし、空気が木の繊維の中には入っており、それらが発火を防ぎます。
逆にプラスチック製のものは、高温になると溶けてしまうこともあるため注意が必要です。
他にも湿気がたまりやすいことはケーブルボックスの弱点として挙げられます。
湿気はケーブルなどの電気を通すものにとって天敵です。
湿度が多いところでケーブルを扱うと端子部分がさびたりするだけではなく、ケーブルがショートすることもあるのです。
ケーブルがショートしてしまうと充電器やケーブルだけではなく、機器本体が壊れてしまうこともあります。
密閉型のケーブルボックスは湿気が残りやすくショートなどの原因になります。
しかし、木製ケーブルボックスの場合は木が湿気を吸収し調整するため、湿気がたまりずらいのでおすすめです。
まとめ
- ケーブルボックスを使うときは使うケーブルにも注意が必要
- ケーブルボックスは通気性の良いものを買ったほうがいい
- 安全に使うにはこまめな掃除が必要
- ケーブルボックスは木製のものが湿気や火災防止にはよい
この記事ではケーブルボックスを選ぶ時のポイントや火災の原因について解説しました。
正しく使えるとケーブルをまとめてスッキリするケーブルボックスですが、使い方には注意が必要です。
特にコンパクトなケーブルボックスは掃除が難しく、排熱機能もあまり他のものに比べると劣っていることが多いです。
火災などを起こさないためにも慎重にケーブルボックスは選ぶようにしてくださいね。
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